この冬、ファミマの黒豚まんにプチハマりして、既に10個は食したと思います。シーズン到来して間もない頃、コンビニ大手3社の○○︎まんを食べ比べた結果、最も蛋白(淡白)で中身がギュッと詰まっている感じがして好みだと感じました。
これまで、セブンイレブンであれば7プレミアムなどの冷凍食品シリーズが秀逸、LAWSONであれば(やはり)無印コラボが強く、ナチュラル系列の商品ラインナップも魅力…という風に感じていた中で、(期間限定とは言え)ようやくファミマにも努めて足を運びたくなる動機が出来て、ちょっと嬉しいのでした。
ということで?、今回は「3」の話。
今や至る所に溢れる「理由は3つです」パターンのプレゼンには辟易しつつありますが、それでも周りを見渡すと、知らぬ間に3つに集約されている事柄が多いのも事実です。
東京にて過ごす日常で否が応でも目の当たりにする店舗やサービスについて挙げるだけでも…
- 自動車=TOYOTA、HONDA、日産
- 通信=docomo、ソフトバンク、au
- 牛丼=すき家、吉野家、松屋
- 配送=クロネコヤマト、佐川急便、郵便
- 100円ショップ=DAISO、Seria、キャンドゥ
- 銀行=三菱UFJ、三井住友、みずほ
など、なんとなく3大○○︎と言える諸々に囲まれて、我々は暮らしている気がします。
たしかに「1」だと全体主義的で独裁的な印象を抱きますし、「2」だと二項対立を抜け出せない。そうした中で、「三すくみ」・「三位一体」・「三方よし」と言われる「3」には、どことなく民主的な印象を抱きます。
何より、「3」というのは人間が負担を感じることなく処理できる選択肢の数として、丁度いい塩梅なのかもしれません。
そして、もしこの仮説が真であるならば、あらゆる事象の中で、3つあるべき選択肢が揺らぐ状態は「不自然」であり、関与すべき余地が生じていると捉えることも可能でしょう。
たとえば、長らくビッグ3が形成されてきた市場にて、特定の企業が凋落する予兆を認めたならば、参入を検討してみる。
あるいは、日本人が大好きな(?)御三家の一角で内紛などが生じているならば、思い切ってお株を奪う算段を立ててみる。
3=人間が心地よく感じる選択肢の数、という法則に例外が存在することも承知しつつ、1つ世界を眺める際の視点をもらたしてくれた「黒豚肉まん」に感謝して、販売期間内は引き続き愛顧したいと思います。